ピーマンの夏

私の母は、80の大人になった今もピーマンが嫌いだ。その人に育てられた私は、ピーマンの存在に気付くのもずいぶんとおそかった。食卓はもちろん、昔は給食にも出なかったのではないかな。あの青臭さが絶対無理と思った。高校生の時に初デートで男子が「ピザのピーマンは取ってから焼いてください」と言ってくれた時はうれしかったなあ。どうしてるかなあ。それはともかく、今はけっこう好きなのだ。それでもこの夏はもらい続けたピーマン、さすがにあきてきた。で、今日は佃煮。

Naomi Shioya's WORKS

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