出汁の味

おいしい味噌汁を極めようと、最近になって昆布と鰹節で出汁をとるようになった。長いこと味噌汁には「かつおだしの素」を使っていたけれど、安さにひかれて買った聞いたことのないメーカーのだしの素が美味しくなかったからだ。実家から大量の昆布をもらったというのもある。

今のところ感激するほどおいしい味噌汁は作れていない。もしかしたら化学の力で作った強い香りに慣れてしまったのかもしれない。少し前に何度か作った煮干しの出汁の方が好みだと思う。私は基本的に魚臭いのが好きなのだ。相方の嫌がる出汁がらの煮干しは自分の碗へ入れて全部食べると骨に良さそうだし。

昆布と鰹節の出汁がらも捨てるなんてもったいない。どちらも細かく刻んで佃煮やフリカケにする。一度に1リットルほど作る出汁は二人の味噌汁で4回分くらい。だからその時に作るフリカケも4日で食べ終えるとちょうどいい。今回は八百屋で買った大根についてた葉も刻んで入れた。ハラペーニョもいれたからピリ辛味。

次はカレー味なんてどうだろう、と出汁をとりながら考える。ちなみに美味しい味噌汁はまだまだ修行が足りないみたい。

フリカケを入れておくのは自作のガラス蓋物。

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