近所の八百屋
水戸へ移って8か月、近くの八百和さんへは2・3日に1度は必ず行く。安くて新鮮だから夕方になると「レタス?全部売れちゃったね~明日また来てよ」となる人気店。地元産が多いわけでも有機野菜にこだわってもいないようだ。少し前(20年?30年?)まではどこにでもあたりまえにあった普通の八百屋。
子どもの頃は八百屋と肉屋と魚屋がトリオで近くにあった。駅から離れていても、しばらく歩けばまた別のトリオが出現する。スーパーが珍しかった時代の話。
今でも東京大田区の実家へ帰れば私鉄沿線の駅前商店街の賑わいが私を迎えてくれる。
いや待てよ。駅前の魚屋は店主が亡くなったあと自転車置き場と化したまま。肉屋はスナックにお菓子屋は居酒屋になった。文房具屋がなくなったあとにできた八百屋は元気がいいけれどどこの国の人かわからないおじさんたちが売っている。ドラッグストアも弁当屋もフランチャイズ経営でかつての店主に会う事はない。高齢化のため店は貸して近くのマンションに住んでいる人が多いのだとか。なるほど。
私が水戸を気に入った理由の一つが昔の東京みたいだからと言ったら強く賛同してくれた東京出身者がいた。あながち間違っていないのだろう。
今日も歩いて2分の八百和に行かなくちゃ。そこのアボカドは外れがないと遠くから買いに来る人もいる。少し足を延ばして西野肉店にも行こうかな。肉を買う時はトレーを使わずビニール袋に入れてもらうからちょっとだけサスティナブル。魚屋が遠いんだよなあ。このところ魚を食べることが少なくなっているのはそのせいだ。
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